音声図書

きれぎれ

きれぎれ

町田康の芥川受賞作「きれぎれ」の音読テープをきいてみた。
図書館に借りたものだが、市販されているもののようだ。
全盲の人にも分かるように、図書の装丁や絵なども解説していた。

で、感想。
怖い。怖すぎる。町田康の文体を忠実に音読することは不可能だと思う。
ずっと好きだった読書だが、このような方法ではたして「一冊読み終えた」という感触はもう得られないのかもしれません。果たしてこれを「読書」と呼べるか?