乱気流に乗って落下

昨日はちょっとおかしかった。
詩を書いているとき、書き終えてニ三日、僕はちょっと尋常じゃない。
昨日は興奮して眠れなかったので睡眠薬を飲んで寝ようと思ったが、眠れず、眠りたくなかったので、カフェインニ錠とエフェドリン二錠を服用して、無理やり起きていた。「健康は何ものにも変えがたい宝物だと思います」などと言った、その日のうちに。

そしてチャットでいろいろとヘンなことをぼやいたりした。
少しずつ前に進んでいたつもりで、また元のところに戻ってきてしまったのだろうか?

いや、そうじゃない筈だ。
僕は立派な人間に、素適な人間になった。
友達はみんな誉めてくれる。
僕の好きな人だけは、僕を認めてくれる。
僕の好きな人はみんな立派な人なので、嫌味で誉めたりするような事は、断じてない。
昨日なんて「大道寺さんのような若い才能溢れる方」などという凄い言葉を戴いたんだ。


でも、みんな優しすぎて。

何も疑えなくて。
何も信じられなくて。


僕のことを悪く言う人間を、僕は好きになれない。
それは仕方のない事。威嚇してくる犬をどうやって好きになれと言うのだ。嫌いだ。今はそれでいい。

好きな人のためだけに詩を書きたい。
僕、は詩に値する人物ではない。
僕は僕のために詩を書かないほうがいい。
好きな人のためだけに、好きな人が理解してくれるような簡潔なコトバだけを使って、正直にコトバを連ねればいい。

見やすく、読みやすく、小ざかしい引用などはしない。


「ああもう僕はダメだ」といって、思考を止める事は簡単だ。枕を抱えて泣いていればいい。だけど、僕は子供じゃない。構ってくれる親はいない。そもそも親は僕に暴力をふるったり、どやしつけたりするだけだった。その少年時代に比べれば、随分マシな生活を送っている。比べるものは、比較対象は昔の自分だけ。上を見ても、下を見ても、きりがないから。そして何も変わらない。

今この文章を読んでいるあなたの気持ち、だいたい想像はつくよ。でも書かずにはいられないんだ。こんな暗くて長い文章をよくここまで読んでくれたね。ありがとう。泣き言はやめて、前を向いて歩き出そう。